2010年11月13日土曜日

classical music_string quartet_chamber music_Haydn_Mozart_listening music

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そういうわけで、弦楽四重奏(string quartet)は室内楽(chamber music)の王座を占めており、多くの作曲家がこの分野に挑戦しています。

18世紀の中頃から末にかけてハイドンが約60曲以上の弦楽四重奏曲を残しました。ハイドンは決して弦楽四重奏の創始者ではなかったと思いますが、この弦楽四重奏というジャンルを大いに発展させました。ハイドン以前の弦楽四重奏曲については、私は全く何も知りません。私はかなり前にハイドンの弦楽四重奏曲の中のポピュラーなもの10曲ほどをよく聴きました。全体的にさわやかな曲ですが、随所にたいへん深い味わいがあります。ハイドンの作曲した約80曲のうちどれほどが現在も演奏されているのか、録音されて公開されているのかと言うことも私は調べていません。

モーツアルトはハイドンが盛んに弦楽四重奏曲を作曲していた頃に作曲を始めたこともあって、その作曲法を自分もマスターしたいと考えてかなりの数の弦楽四重奏曲を作曲しました。その内の6曲は、ハイドンに献呈してその感想を訊いたそうです。またハイドン(Haydn)はモーツアルト(Mozart)の才能を大いに認めていたようです。それらの曲もなかなか良い曲で、モーツアルト独特の味わいもあります。しかし、曲ごとに独特の特徴があるという意味ではハイドンを超えたとは言えないかも知れません。なお、モーツアルトはバイオリン2、ビオラ2、チェロという弦楽5重奏曲もいくつか作曲しています。そのうちの2曲は私もレコードを持っていましたが、なかなか良い曲でした。

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