2010年11月8日月曜日

classical music_music book_listening music_Bach_Mozart_Beethoven

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樂曲について
先に(15)、(16)、(17)で紹介した曲は、すべて先に述べたような噛めば噛むほど味のある音楽(classical music)ですから参考にして下さい。しかし、これらはほんの一部分です。例えばベートーベンには名曲と言われているものだけでも70曲以上はあるでしょう。それらの曲については他の参考書(music book)をご覧下さい。

なお、曲名についている(運命)などの「愛称」は、曲の実際の内容とは全く無関係なものまたはごく断片的な特徴を表しているに過ぎないものが多いです。それでも曲名を挙げる時に便利なので使われているのです。

バロック時代の作曲家としてはバッハ(Bach)だけを挙げましたが、他にもビバルディ(Vivaldi)、コレルリ(Corelli)、テレマン(Telemann)、ヘンデル(Händel)など多くの作曲家が多くの名曲を残しています。それらの曲は規模が比較的小さく10分~15分程度で、構造も比較的簡単で分かりやすいものが多いので、聴く練習には適当でしょう。

ハイドン(Hydn)、モーツアルト(Mozart)、ベートーベン(Beethoven)が活躍した時代は古典派音楽の時代と呼ばれています。もちろん、この時代には他にも多くの作曲家が活躍していたようです。それらの人達の音楽も時々放送されることがありますが、この3人よりも優先して聴くほどのものはなさそうです。これら3人には名曲の数が多いので、とてもそれ以外の人達の音楽まで聴いている暇はないと言うところでしょうか。

古典派の時代の最後に現れてわずか31歳で亡くなったシューベルト(Schubert)は、その短い生涯の内に数々の傑作と言われる曲を残しています。シューベルトの曲は、深みのある美しさと優しさに満ちています。中でも「未完成」と呼ばれている「交響曲第7番」は私が最も好きな曲です。この曲は2楽章で終わっていますので「未完成」と呼ばれていますが、内容的には完璧に完成しています。後に付け加えるべきものがなかったので2楽章で終わりにしたのではないでしょうか。

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