2010年11月7日日曜日

classical music_composer_message from composer_dialogue with composer_listening music

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こういう天才的な作曲家(composer)が創った音楽からは、いろいろなメッセージが飛び込んできます。それを聴いてご自分の心がどのように動くのか、その反応を感じてください。それが作曲者からのメッセージ(message from composer)に対するあなたの答えになるのです。こうして作曲者との対話(dialogue with composer)が成立するのです。これは感じるだけでよいのです。

音楽から受けた感動を言葉で表して、それを他の人にも伝えたいと思われるかもしれませんが、しかし、それは多分無理だと思います。あなたが音楽から受ける心の動きのほとんどは、ふだん話している時に使われる表現では表せないようなものでしょう。

例えば、「なんとも言えない不思議な柔らかい響きの音がします」などと表現しても、他の言葉をもっとたくさん並べても、その音の実際の響きがどんなものなのか相手には全く伝わりません。その音はふだん使っていない脳の部分で感じたものですから、それを表す適当な言葉や表現は、日常の会話の中には無いのだと思われます。しかし、聴いて感動した記憶はあなたの心に残ります。結局、音楽は聴いた人にしか分からない、と言い切れるでしょう。

本ブログの範囲
クラシック音楽(classical music)の中には、2,3分から長くても10分程度の短い名曲もたくさんあります。そういう「小品」と言われるものは、構造も簡単で内容を把握しやすいものが多いので、特に聴き方を考える必要はありません。こういう小品を何曲かまとめた「組曲」と言われるものがありますが、これらも個々の小品はそれぞれ独立した曲になっていますので聴き方は小品と同じです。本ブログでは、主に、短くても10分~15分以上掛かり、内容が豊富で、構造もある程度以上に大きい曲、すなわち一般に交響曲、交響詩、協奏曲、ソナタ、室内楽などと呼ばれるものを中心に考えています。

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