2010年11月9日火曜日

classical music_Chopin_Bruckner_Mahler_listening music_audio system

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 ロマン派といわれるグループではショパン(Chopin)、シューマン(Schumann)、フランク(Franck)、ベルリオーズ(Berlioz)、などが抜けていますが、これらの作曲家は元々このブログで考えているような本格的作品の数がそれほど多くありませんが、選択肢が少ないお陰で、個々の作品はFM放送などで割合頻繁に聞くことができます。例えばショパンを取り上げた番組では、いくつかの小品の後、大抵はピアノ協奏曲1番か2番のどちらかが放送されます。ベルリオーズでは「幻想交響曲」、「イタリアのハロルド」、「レクイエム」ぐらいです。シューマンとフランクにはもう少し多くの曲があります。

ブルックナー(Bruckner)とマーラー(Mahler)は現在オーケストラのコンサートで人気の高いロマン派の作曲家ですが、彼らの作品はやたらと長く、普通の曲は30分前後から例外的に長いものでも60分以下ですが、彼らの作品は80分程度も掛かるものが多いです。音楽的内容の密度はそれほど高くはありませんが、メロディー、音色などに個性が感じられますので、コンサートでのんびり聴くのには好いと思います。よほど時間の余裕があるときでなければ、日常的に楽しむのには適していないと思いますのでここでは曲名を挙げていません。

フランス近代の作曲家ではサン・サーンス(Saint-saëns)、ドビュッシー(Debussy)、ラベル(Ravel
ロシア近代の作曲家ではショスタコビッチ(Schostakovitch)、プロコフィエフ(Prokovief)、ストラビンスキー(Stravinsky)、などにも魅力的な作品があります。

本によっては他の20世紀の作曲家およびその作品についても、かなり詳しく紹介されているものがありますが、中でも忘れてはならない作曲家として、多くの作品が名曲とされているバルトーク(Bartók)を挙げておきます。バルトークはベートーベン以後の作曲家の中で、私が最も強く感動を覚える音楽を創った人です。

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